写真と薬局

本店建て替えに伴い色々な物が発掘されている本部の倉庫から、

珍しいものが見つかりました。(^^)


その名も、「清水式曝寫計」!

今で言う露出計です。



平安堂薬局3代目当主、清水藤太郎が手掛けたものです。

発売は1928年。約90年前の新品です。

よく残ってたなぁ~。


円盤に書いてある様々な条件を組み合わせることで、

簡単に写真をキレイに撮るための設定がわかる優れもの!


「如何にせば寫眞(写真)を上手く撮れるか?

清水式曝寫計を用うるにあり」

なかなか強気なキャッチコピーです。

 

今ではデジカメやスマホなど、誰でも手軽にオート設定で

上手に写真を撮れますが、当時は勿論そんな便利な物はなく、

シャッタースピードや絞りなど、すべて手作業で設定していました。


フィルムなので撮り直しも出来ず、設定ミスは致命的だったのです。

昔のカメラには設定メモを入れる為のポケット付きの物も有ったとのこと。


カメラマンにとって、露出計は無くてはならないアイテムだったのです!


そんな写真用品を何故薬局が販売していたのか?


実は、薬局と写真は密接な関係がありました。


フィルムで撮った写真を現像するときは、現像液等の薬品を使います。

その薬品を薬局で扱っていた為、平安堂や他の多くの薬局で

写真の現像を引き受けていたのです。

DPEサービスの先駆けですね。


昔ながらの薬局でカメラも扱っているのを見たことはありませんか?

それはそういう時代があったからです。


薬局も大きな時代の流れのなか、様々な役割を担ってきたんですね。

この記事を書いてる人
栗きんとん
超不器用ながらも日々修行中の薬剤師です。 パフォーマンス観賞大好き!ここ暫くはヨーヨーや大道芸がお気に入りですが、フィギュアスケートから工事現場まで、素晴らしい技術を発揮出来る方達はみんな格好良くて尊敬します。